お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! (5)
ついにというかやっとというか来てしまったといいいますか、近藤さんの修ちゃんに対する執着の原因が明かされる。なんというかこのシリーズに純愛などという生温いモノはやはり無かった。いや別にそんなファッキンな甘酸っぱい青春物語はこのマンガに期待してはいませんが、なんかちょっとはそゆの有り得るかな、とか脳裏に過ぎったのが過ちだった。
いやホント主人公の修ちゃんが不憫でなりません。それなりに上げて落とされてるわけだけど、その上げすら砂上の楼閣だったとは。ちょっと変わった趣味を持ったかわいいクラスメイトに言い寄られたりお弁当作ってもらったりすれば、BLくらい別に気にならないのも無理は無い。しかし、そんなことがブッ飛ぶくらい根本的なところで認識の齟齬があったとは。「心のちんこを入れたいのぉぉ」とか言われたらトラウマもんやろ……マジで……ホンマコレドン引きやでぇ。
いやね、気持ちはわからないでもないんですよ。無いものねだりに興奮したくなる気性ってのは俺も百合モノで散々味わっておりますし。ただねぇ……マジ顔で告白されたらどんな顔したらいいか絶対わからない自信がありますよ。あーでも修ちゃんはなんだかんだいってマゾ度高いし、なんだかんだいって許容してくれそうな気がするから、近藤さんの選球眼は悪くなくて意外とお似合いだったりするんですかねぇ。
お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! (5)
- 作者: 草野紅壱
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2011/12/12
- メディア: コミック
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