GRANDEEK ReeL 4

このシリーズは桜瀬琥姫氏のイラスト見たさに買ってるようなものですが、流麗な絵柄とファンタジーな世界観描写にビューティフルチャンバラが魅力の一品です。難点は月刊誌で連載してるので、単行本だと刊行ペースが相対的に遅く見えてしまうことか。積極的にマンガの新刊発行をチェックしなくなってしまったので、そういう手合いの本は気付かなかったりするんですよね。なので、発売されてるの見つけたときの「うぉ!出てる!」の感動はヒトシオだったりするわけですが。

いままでは割とゆるふわ展開だったんですが、今回はシリアスなシーンが多め。剣でカチ合うのは取り押さえや試合的なモノが多かったものの、さすがにストーリーの展開上、死人が出るのは避けられず。その過程で伏線はいくつか消化したものの、また色々と謎要素が増えちゃったりして今後どうなるのかなぁ、と。

それにしてもルーク先生かっこよすぎですな。とはいえルークの最後の行動は心情的には理解できるものの、禍根残しまくりですよねぇ。ラフカディオは色々頑張ったけれど不発だったしルークに持ってかれちゃうし、ライナスは……息子は生存したからいいですよね。そんでもって、ティーアは厨二病的な闇の精霊に覚醒しちゃうし気付いたら全部終わってた上に相棒が消滅してましたとか洒落になってない不憫さ。この後はシスター(元)とルーク捜索プラス出生を手繰る展開ですかねぇ。

GRANDEEK ReeL 4 (ヤングジャンプコミックス)

GRANDEEK ReeL 4 (ヤングジャンプコミックス)