2011-01-01から1年間の記事一覧

処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 愛情は最高のスパイス!

おとボク2のラノベのアンソロ第三弾。著者がかわり再び一弾の人になっている。表紙が史なので、例によって基本は史が主役の本です。しかしさすがにアンソロも三冊目となるネタ切れ気味なのか、そもそも連チャンで読むように作られてないからなのか、やや食傷…

問題児たちが異世界から来るそうですよ?YES! ウサギが呼びました!

ここのところラノベ界隈はやたらタイトルを長くして釣るという手法が浸透しつつありますが、中身がついていってないと残念に見えてしまうのが人情というもの。そんな中でも一際異物っぽさ抜群のこの本。書名といい表紙絵のあざとさといい、素晴らしい巻き餌…

処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 私の嫌いなお姉さま

おとボク2のラノベのアンソロ第二弾。前の巻とは著者が異なるためか、少々趣きが異なる。キャラクターいじりの傾向が高まり、やや原作の空気とは異なる仕上がりになっている。ごく端的に言えば、二次創作の短編のような感じ。といっても分量はコッチの方が多…

処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 雅楽乃のキモチ

個人的にあまりアンソロ本に手を出すことは少なかったんだけど、ほぼ表紙絵に釣られる形で買ってみた。内容的にはおとボク2の雅楽乃ルート後日談。といっても、千早がまだ在学中の時系列での出来事なので、後日談という表現は少々語弊があるかもしれないが。…

おおかみかくし 2

さすがにもう一巻の記憶もほとんど無くなったというか、そもそも一巻の印象がスーハースーハクンカクンカくらしか残ってないのに何故二巻買ってしまったのか不可解なんだが、とりあえず読み終わった。なんていうか、まぁまぁ、としか言いようが無い。無難に…

とある飛空士への恋歌

ふと気がつけば、なんだかんだでハッピーエンドで大団円を迎えてしてるじゃん、という感想がとりあえず出てきた。色々あったけれどもめでたしめでたしで終わりましよ的な。終わってみれば、義憤と初恋に燃える王子さまが悪の賊にかっさらわれたお姫さまを救…

ウチの姫さまにはがっかりです…。

著者の鈴木鈴氏と言えば、吸血鬼のおしごとシリーズが俺にとっては印象深い。例のシリーズでは、序盤こそドタバタなコメディでおきらくごきらくなラノベを匂わせつつ最終的には登場人物の大半が社会的に××になるという大変に陰鬱なエンドを向かえるという、…

All You Need Is Kill

読み終わってからなんとなく著者名を見て驚いた。著者の桜坂洋氏というのは『よくわかる現代魔法』が代表作だが、若干失礼な表現になるが、あの現代魔法を書いた人がこういうのを書けるとはマッタク予想外だった。俺の現代魔法に対する印象は、世界観やキャ…

ドリフターズ 2

中世風ファンタジーな世界に我々の居る現実世界の人間を放り込み、戦乱期を戦い抜かせようというマンガ。異世界に転生させるという手法は、創作の世界ではよくあることなんですが、ドリフターズの特徴は、我々日本人にとっては馴染み深い武将をピックアップ…

エクゾスカル零 1

覚悟のススメの事実上の続刊ということで否応なくテンションが上がる山口貴由氏の新シリーズ。表紙から漂う圧倒的な鋼と鉄の匂いに魅力を感じられない男の子はそうはおらんでしょう。覚悟のススメの頃から更に描写が精緻化しており、鎧の放つ存在感は最早異…

魔法戦記リリカルなのはForce (2)

もう4巻出ちゃったのにイマサラまだ2巻読んでるんすか、って話なんですが。ForceとVividの1巻が出た頃にVividの方が俺にとっては色々と読み甲斐の溢れるシリーズになりそうにうつり、相対的にForceが見劣りしていたので読むの放置していたんですよね。Force…

魔法少女おりこ☆マギカ

魔法少女まどか☆マギカの設定をスピンアウトしたマンガのシリーズの一つ。1・2巻で完結。ほむらの辿ったかもしれない結末の一つを描く、という性質上、原作アニメをトゥルーエンドに据えるとあまり後味の良い最後を迎えられないだろう、との予想は出来る。…

れも☆ねーど

なんかものすごい事件が起こるわけでもなく、めちゃくちゃファンタジーな巻き込まれ展開をするわけでもなく、肌がひりつくような恋愛模様が描かれるわけでもなく。部活動のマネージャの意味を若干オモシロ設定にして、ヒロインをツンデレ風味にして、少しだ…

乙女はお姉さまに恋してる 2 窓越しの異邦人(GA文庫)

おとボク2の文庫版第2巻。展開としては、薫子さんがご家庭の事情で悩みを抱えて上手く捌ききれずに悶々とする辺りまで。基本的には原作とほとんど同じ内容なので、既にプレイ済みの人間としてはあーそんなイベントありましたねー的な感慨にふけりながら読ん…

トリスタニア診療院繁盛記

トリスタニア診療院繁盛記 - Arcadia 完結済みロリババアという売り文句にまんまと釣られた感が否めないが、釣られても問題は特に無かった。シビアな局面が続く場面がちょくちょくあり、終盤はコレもしかしてかなり欝なエンド迎えるんじゃないのか、とヒヤヒ…

花咲けるエリアルフォース

読み始めるとすぐに、不幸な生い立ちっぽい少年が不幸な出来事にまきこまれて、なんかよくわかんないうちにパイロットになる、という展開にやや辟易とした。どーしても、とある飛空士を意識せざるをえないような書き出しにやや食傷……したのも束の間でした。…

オイレンシュピーゲル 3

まずは前の巻からの続きで陽炎編の後半戦。狙撃 vs 狙撃ということで、敵の正体は実は―てのがアクションシーンの盛り上がり所。狙撃銃で武器腕に相変わらずそそられます。狙撃戦というのはこのテの作品では心理戦の要素も取り入れられるのが通例であり、射手…

ケモノガリ 3

やったねロキちゃん! 友達が増えたよ!としか感想の言い様が無いといいますか。ケモノを狩る度友達増えるよといいますか。最初の方を読んで、ロキと彼とが死闘を演じるであろうところまでは安易に想像が付くし、読者も当然に期待をするであろう箇所なので、…

乙女はお姉さまに恋してる 2 二人のエルダー (GA文庫)

おとボク2の文庫版。シナリオライター自身が、エロゲ本体の内容を要約して文庫サイズに収めているイメージ。内容はほとんど原作と変わらずで、一部薫子さん関連のイベントが増えた程度かな? さすがに一冊で収めるのは厳しかったようで、エルダー選までの収…

11eyes-罪と罰と贖いの少女-

厨二病要素が色々と炸裂する能力者バトルプラス学園モノなジュブナイル系なエロゲ。超能力や身体強化、聖書や陰陽道をベースにした能力者の戦闘要素が主成分。熱さだけでいえばさすがにニトロプラスの作品ほどには及ばない。しかし、ニトロのような重厚さが…

Last Bullet

Muv−Luv Last Bullet 完結済みSS捜索・投稿掲示板 Arcadia で、以前見かけた時以来気になっていたこのシリーズ。Arcadia から消えていたので続きは諦めていたのだが、作者本人の Web サイトに掲載されているのを発見。どうやら Arcadia に上手く再投稿が出来…

うたてめぐり

うたてめぐり同一ブランド FLAT の作品シークレットゲームがアクションとシナリオで比較的バランスの取れた傑作だったので、本作も良さそうだということで、事前情報を特に調べずに買ってみた。相変わらずの女性キャラの無双が唸りを上げる点は素晴らしい。…

空想画廊

ミステリアスな表紙絵が大変に魅力的な一冊。女子高を舞台に女の子たちが不思議で幻想的な出来事に巻き込まれてゆく物語です。夜の学校に来てはならない、というお約束をとりあえずブッチして超常現象に出くわし、祖母のおまじないと夜の学校の主とも言うべ…

ラブプラス

※この日記は別の場所で 2009年10月07日 に書いたものを転載したものです。これはリアルにヨメの居る人はやらない方がよい、そう感じさせられたゲームソフトである。ネットにはラブプラスのおかげで関係が悪化した、みたいな与太話がいくつか寄せられている。…

処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー

1が出た頃はいろんな意味でセンセーショナルを巻き起こした、おとボクの2です。露骨にマリみてをパクリにいったエロゲ(非公式ながらも公然の事実ってヤツ)だったわけですが、いまや女装主人公・ソフトな百合で純愛路線の属性を確立した功績と歴史的意義は…

恋する鬼門のプロトコル3

一巻の頃のいきおいはどこへやら。おもしろいことはおもしろい……のだけど、どうにも間延びしてるように思えてならない。一巻の魅力は、いろんな要素がごちゃまぜになりつつも、全体としては調和しているところにあった。がしかし、どうにも二巻・三巻と続け…

ラブプラス Girls Talk(1)

ラブプラスのヒロイン3人を一つ屋根の下に住まわせてみました、というコンセプトのアンソロというか外伝というか、本編とは外れたファン御用達のマンガ。昨今のソフト百合路線にまんま乗っかる形で実にけしからん。いや、誉め言葉なんですけどね。燃料として…