きんいろモザイク (2)

いやもうコレの続刊ずっと楽しみにしていたので、全俺が狂気乱舞ですよ。内容はここんとこタクサン出ている、幼女しか出てこない高校生の日常ゆるふわ４コマなわけで、その点に関しては特筆すべき点はない。なによりもヤバイのはホントキャラがみんなかわいいんですよね。絵柄から滲み出るほんわりさもさることながら、一挙手一投足が極まっています。

ツッコミに回る人が主要な登場人物5人のうち1人しかいないという末期的状況なので、たいていは、ボケる→ボケる→おわり、というメチャクチャなシチュエーションが繰り広げられる。それは4コマとして許されるのかどうかといえば、かわいいから許される。なんかもう収集不可能だし、誰かなんとかまとめるかオチをつけてよ、的であってもオールオッケー。アリスのマジボケスマイルとか、しのへの嫉妬に怒り狂った微妙な感情表現とかで御飯三杯はいけるわー。

今回特にキマシてるのは綾。リアルでいたら大変めんどくさいんではないかと疑いの目を受けられそうな人ナンバーワン。かまってかまってオーラを噴出させており、ヨーコがはいはいと応えてあげればツンツンし、スルーしたらしたらで寂しさの余り孤独死という、割とどうしようもないんですが、だがそれが良い。一見すると物静かでクールなのかなという雰囲気を漂わせつつ、その実体はハムスターよりもノミの心臓の持ち主でした、とか最高ですね。裏表紙のどういうわけか死相を浮かべる綾さん半端ないです。

カレンのひとりボケもきらりと光るものがありました。天然ってレベルを超越した振る舞いには微笑まずにはいられない。ストッパー役がいないのでただひたすら我が道を爆走していくのはホント癒されます。

きんいろモザイク (2) (まんがタイムKRコミックス)