聖剣の刀鍛冶 1

原作のライトノベル未読だけど、よく出来てるラノベ的な西洋風ファンタジーアクションだった。

ラノベのお約束をいろいろ満たしており、かつ、各要素がヘンに冒険したりせずベーシックなレベルに抑えているためか読みやすい。物語導入からして、過剰発達した技術が乱用された先の大戦に、そこからの復興が一息ついた地方都市で起こるある事件、と中々ツボをおさえている。正義感溢れる女騎士に、謎めいたポン刀を操る実際強い幼女連れの鍛冶師。UNIXめいた詠唱によってインスタントに剣作っちゃうスタイリッシュさは極めてクール。

サムラァイサムラァイブッシッドォーなアクションも見ものなんですが、やっぱりこういうのはヒロインが魅力的でないと片手落ちというものです。その辺はコミカライズ担当の漫画家に技量が問われるわけですが、表紙絵の時点で水準クリアじゃないでしょうか。やっぱりまっすぐで一本気質な女性剣士は赤髪に限る。壊されること前提に作られているとしか思えない謎の胸当てに、どーやったってチャンバラには邪魔そうなヒラヒラしたスカートのような騎士服に、これはぱんつじゃないからうんぬんな黒いアンダーウェア。あと巨乳。勝ったな、ああ……てな気分です。

バトルシーンでとりあえず盛り上げたりシリアスっちゃったりするわけですが、なんとなく脱げるのも仕方ない。同人とかエロゲじゃないからビリビリになるだけで、触手がヌルヌルしたりズブズブされなくてよかった……!