星刻の竜騎士(ドラグナー)

表紙絵から受ける印象そのまんまっていう意味で大変に良く出来ているラノベ

ドラゴン乗りを養成する学校で可もなく不可もなくな主人公がいて、でも普通は皆持ってるはずのパートナーとなるドラゴンがいなかったけど何故か美少女の格好で振ってきて、ツンツンしてるお姫様ポジションに適当な因縁をつけられたりレースしたり、生徒会長もやっぱり美少女で理由はよくわからないなりにもそれなりの理屈でモテてしまったり、幼女ドラゴンとお姫様と生徒会長とで街をブラついてみたりしていると、ファンタジー世界特有の戦争背景が語られて火薬の匂いがくすぶり出すといよいよボスキャラが召還されてきて、ここは大一番を奮戦せねばと主人公の特殊スキルにパートナードラゴンの協力技が決まって世界は救われたわけではないけれども街にひと時の平穏が戻るのであった。

特にこれといってややこしい展開があるわけでもなく、物凄い緻密な心理描写があるわけでもなく。主人公がハーレムしてラッキースケベで俺がウヒエヘヘして何が悪いことがあるんだろうか。安直極まりない代物ですが、やはりこういうのは何も考えずに心を空にして頭を幸福感で満たせるのが素晴らしいです。

星刻の竜騎士(1) (MF文庫J)

星刻の竜騎士(1) (MF文庫J)